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ある週の月曜日。
俺の前に立ちはだかる壁。
「白沢」
「何でしょうwwwwwwww」
「授業はどうした。」
「えwww今更聞くんd…うわっ!ちょっwww何すんスかwww」
時間は3コマ目あたりか。
俺は風紀委員長様に殴り掛かられていた。
「風紀が生徒に手を上げたら駄目だろwwwうへぇ!あぶねwww風紀が風紀を乱してr…ぎゃwww」
「いい加減サボるのをやめろと何度言った!」
「え?wwまさかおこ?www激おこなの?wwwひぃえwwww」
風紀委員長様から繰り出される攻撃の数々。
一般生徒だったらすでにぼろ雑巾状態だろうwww
高校生のくせにえらく体術がお上手だわwww
キレが中々のものだわwww
「暴力反対wwwwwww」
「いい加減授業を受けろ!」
「ぎゃー!www」
S組の前を通ってしまったが最後。
授業中にもかかわらず風紀委員長様がわざわざ説教のために廊下に出てきた。
俺のために要らぬ労力をwwww
教室内から視線がすごいwww
見世物じゃねぇぞ!www
俺に向かって振りぬかれた右ストレート。
顔の横で風が流れる。
「どんだけマジになってんスかwww」
「……」
あ、目が怖ぇwwww
ガチだwwww
不意に攻撃が止んで、俺も躱すのをやめる。
「お前。なにかやっていたのか。俺の攻撃をすべて躱すなど」
「えwwあえて言えば自己流の鍛錬ですかねwwww」
筋トレ、走り込みは毎日欠かしませんよww
シーンと静まり返った廊下&S組の教室。
えww俺なんかまずいこと言ったかなwww
「…今は教室に戻れ。そして放課後。風紀室に来い」
あれwww俺殺されるのかな?www
何か獲物見つけたような目になってますぜ旦那ァwwww
まぁ今は見逃してくれるみたいだし逃げようかなww
「おい。そこの平凡野郎。この前の奴じゃねーか」
ふぇあwww
ドル集その1じゃないですかww
「バ会長…重役出勤だな」
「何だと?てめえこそここにサボってる生徒が居るのに放置か?仕事をしろ」
「放課後に調教するつもりだが?」
ひえwwww
絶対零度wwww冷たいwww
何々ww犬猿の仲なの?www
「おい平凡野郎。この前は随分好き勝手言ってくれたな」
「え?wwwww事実言われておこですか?www八つ当たりですか?wwwしょうもない人間ですね、バ会長様?wwwというか、全世界の平凡に謝りやがれアホwwww」
「…よほど消えたいようだな」
「アンタの実力じゃ俺を消すなんて無理無理wwその努力が無駄無駄無駄無駄ァwwwwwあ。戸籍消してみるとか?www背乗りするだけだおwww」
「おい、風紀。この屁理屈野郎は何だ」
「随分と舐められた様だな」
会長様の言葉に風紀委員長様はあざ笑うように吐き捨てる。
「だってwww風紀委員長様はまだ体術の実力が結構なものなんですもんwwwそれに反して何すかそこの人www人を見下すしか能がないようでwww」
俺は次々と会長様を貶すようなことを言った。
そうするとあら不思議。
S組の教室内からフル○ルやディア○ロスのバインドボイスが可愛く思えるような絶叫が――――。
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