60人が本棚に入れています
本棚に追加
そうしているうちにどんどん風紀室に引きずられて行く俺。
気づいたら風紀委員長様が風紀室の扉を開けていた。
「あれ。雪くん。また旭史(アサジ)に捕まったの?」
「副委員長wwこの人どうにかしてwwww」
「紫乃。何もするな」
「YES,my lord」
「紫乃さん~www」
風紀室の中にはすっかり顔見知りの風紀委員会副委員長の紫乃さんのお姿が。
因みに言うと旭史というのは風紀委員長様のお名前ですwww
ここは結構上下関係がしっかりした職場だからねwww
紫乃さんは悪ノリで何もしないようだけどね!www
凄いニコニコ楽しそうにこちらを見ていらっしゃるwww
「そう言えば雪くん。話聞いたよ。あのバ会長に“人を見下すしか能がない”って言ったんだって?他にも色々言ったみたいだけど」
「言いましたよwww事実ですもんwww俺の愛読小説にこういう言葉がありますよww“事実を言われて何を憤怒する”ってwww」
「一理あるけど…バ会長だからね。あの人」
「あwwそうかwwwなーるwww」
「無駄話は終わりか。ならお前はこっちだ」
「ぐえっwww」
また首元を掴まれ引きずられる。
連れていかれたのは隣の部屋だった。
ソファにぞんざいに投げ捨てられ、投げた本人は悠々とローテーブルを挟んだ反対側のソファに身を沈める。
最早俺人間だって思われてないのでは?wwww
人権保護wwww
「さて…昨日俺の指示を無視した件…どう落とし前をつけさせるか」
「それは本人の前で言う事じゃないと思いますwww」
「表情を見て一番嫌そうなものを選ぶのも一興だろう?」
「見事なまでのドSwww」
「さて……まずは痛みで覚えさせるか…逆に堕とさせるか…」
何か物騒なことが聞こえたんだけどwww
痛みはまだ良いさ、いや良くないけどねwww
慣れてるって意味で。
でも堕とすってwww
決して良い意味じゃないよねwww
「…白沢、どちらが嫌だ?」
「痛みの方が人間嫌でしょwww」
「そうか。堕とされたいか」
なんで逆をいくのさwww
結構正当な理由で“堕とす”とやらを避けてみたのにwww
風紀委員長様凄いあくどい表情してるもんwww
絶対ろくでもない内容だよww
しかもこの人サドじゃんwww
だめだwwなにされんだろwww
「……」
無言コエェ(゚Д゚;)
「決まりだな」
「何がだよww」
俺の質問に答えることなく立ち上がった風紀委員長様。
何やら壁際の棚に行って…奥の給湯室に…
………………あ、コーヒー淹れてきた。
二つある…え?一個俺の分?
風紀委員長様がわざわざ俺にコーヒー淹れるとか罠じゃねぇかwww
あとその腕に縄を抱えてるのは俺の幻覚?ww
じりじりと逃げようとしたら睨まれた。
いやいや、怖くないからww
それよりも俺は自分の身の安全に走るよww
扉の方に行くと迷わずドアノブに手をかけ―…
――ガチャ
俺まだ開けてないwww何時からここの扉は全自動にwww
「あれ?もう話終わったの?」
笑顔な紫乃さんに立ちはだかられたwww
「いやまだだ。そいつを押さえろ」
テーブルにコーヒーを置きながら風紀委員長様が指示をした。
ニッコリ笑った紫乃さん。
無言で伸ばされた手を回避する。
ヤバいwww意図せずあっさり2対1になったwww
腕を躱す為に後ろに下がったら紫乃さんが部屋に入ってきてドアを閉めた。
鍵もキチンと。抜かりないww
最初のコメントを投稿しよう!