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黒髪高身長なテライケメン風紀委員長に連行されたのは風紀室と言われた部屋だろう。
一番奥の机の席に腰かけ、立たされた俺を睨む。
うえwwww一般人にそんな目を向けたら駄目だよwww
「まずは名前とクラスを言え」
「うぃww三年B組17番白沢雪澄っスwww」
「……聞き覚えがないな」
「( ゚Д゚)……まさか…生徒の名前覚えるタイプ…?」
「ああ。しかし白沢か…」
「今年編入してきましたwwwだからさっきの言葉で風紀委員長様と分かっても名前分かりませんwww自分を知らねぇ奴いねぇみたいな顔してましたけどwwwwwwww」
「…………」
俺の言葉に風紀委員長と数名いた風紀委員らしき人たちの間に沈黙が落ちる。
なんか風紀委員のほうは焦っているみたいな空気だ。
それ程にこの委員長様が怖いかwwwww
「そうか…」
「そうっスねwww」
半笑いで返すと風紀委員の方から、それ以上刺激するな的オーラがwww
「その物怖じしない態度…気に入った。俺を対等に扱うのはあのバ会長と副委員長くらいだ」
「えwwww怖いってどこがwwwまだまだヒヨッコじゃないですかwww」
「ひよこ…だと?」
流石に引っかかるものがあったのだろう。
だってwwそんなの怖いうちはいんねぇもんwww
「まあまあ。キレんでよww常人にそんな恐怖スキルいらねぇしwww」
悪い意味のヒヨコじゃないよww
むしろマジだったらここの生徒狙う犯人1号として俺が処分するしwww
「……まぁいい。サボっていた理由は何だ。あの部屋は普段カギをかけているはずだ」
「勉強が分かんないんでサボってましたwwカギなんて知りませんよww寧ろそれなら何で人がいるってわかったんスかwww」
「人の出入りした匂いがあったからな。鍵は砕けていたとでもいうのか?」
( ゚Д゚)…ニオイ?
犬かよwwwwwwww
そんな嗅覚ただの高校につけるスキルチゲーよwww
プロの暗殺者にいたりするかもだけどさwwwww
「扉簡単に開きましたよww」
ピッキングは黙ってようwww
それこそうるさそうだしwwww
「…分かった。鍵の件はこちらで確認しておく。教室に戻れ」
「え?www嫌www」
「……」
「今更授業に付いていけるかよwww何年頭使ってないとwwwwあ、これはあの人に言うべき文句かwwwww」
もうかれこれ7・8年以上“お勉強”とやらはやってない。
義務教育なんざ言ったことではないwww
中学生の年代にはすでに海外巡回してたしww
「戻れ」
あ…ww俺何で真面目に言い合ってたんだwww
戻るって言ってどっか行けばいいんじゃんwww
「分かりましたよ~んじゃさいなら」
「次はないと思え」
「うぃw」
次があったら俺どうされんだろww
とか気にはなったが聞かずに風紀室を後にした。
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