ボッチ氏の悪戦苦闘・孤軍奮闘w(お試し読み用)

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編入して一週間が経った。 基本昼間は部活棟の屋上で過ごし気が向いたら歩き回って見回りしてる。 吉田君事件以来2件ほど風紀室に持ち込んで風紀委員長様や風紀委員に顔を覚えられたw さっき調度持ち込んで授業に出ろと風紀委員長様に怒られて逃亡したところだ。 すっかり本校舎と部活棟の構造は覚えたてしまった。 昼休憩も終わりそうだがまぁ、いいや。 俺はお気に入りスポットその2、中庭。 野菜ジュースを手に芝生に座る。 あぁ~やっぱKAG●MEの野菜ジュース美味い…。 ていうか、休憩時間終わりそうなのに隅の方に誰かいるな。 早く戻れよ~なんて他人事のように考えていたら……… 「勇者細胞って素敵☆」 「ブフォッwwwwwww!!」 何か聞こえて吹き出した。 まさか、こんな所に居るのか!ノルしかない!! 「先生も素敵☆!!」 言った瞬間、沈黙が一瞬落ちた。 しかし、ガサっと端にある植え込みから人が出てきた。 俺たちは無言で互いに近づき……固い握手を交わした。 「まさかこんな所で会えるとは思っていなかったな」 「俺もだよ」 「「ソウルメイト万歳!!」」 「何組?」 「俺は3年B組の白沢 雪澄」 「俺は3年S組在籍、東 掛信(カケノブ)。因みに俺は先生推しだ。罵られたい」 「その気持ちは痛いほどに分かるが残念、俺は闇の精霊さんだ。マジ天使、癒し。」 「分かる。寝ぼけている時が究極に癒し」 「!わかってくれるか!!」 俺は掛信を見据える。 掛信は大きく頷いた。 「まさかこんな坊ちゃん校で同志と会えるなんて」 「俺も今感激中www」 仲間は近くに居たのねww もっと早く気付くべきだったのに!! 「今日から親愛を込めて“ユッキー”と呼ばせてもらう」 黒いネコ目をこちらに向けてドヤ顔で告げる掛信。 「分かった。許可する。俺は“カケっち”って呼ぶよ、ソウルメイト」 「了解した」 さらに握手を固くした時、休憩終了を知らせるチャイムが鳴った。 俺たちは互いに中庭を後にする。 人のいなくなった廊下を歩きながら考える。 しかし…S組か…確かある一定以上の額を学校に寄付している企業の御曹司と特待生、及び学年成績上位3名の生徒の集まりだったよな…。 カケっちはかなりのボンボンか特待生か学年上位者か…そんな人間がソウルメイト。 人間どう育つか分かったもんじゃねーなwwww さーて。風紀に見つかる前に部活棟に戻r… 「そこの生徒。今は授業中のはずだが?」 人の気配するなぁ~と思ってたけど… 振り返って(;・∀・)になった。 赤茶の頭に身長は明らか180オーバー。 少々着崩された制服に人を見下すオーラがバンバンのお方が… はい。恐らくだけど、いつか風紀委員長様が“バ会長”と呼んでいた、あのドル集の一人です。…乙www 「聞こえているだろ。返事をしろ」 「うん。授業中ですね。だからそれがどうした!!d(`・ω・´)」 「…なに?」 「誰しもが思い道りになると思うなよ!!バァ―――カ!!!m9(^Д^)プギャー」 ドル集の一員に暴言を投げつけ俺は全力で駆けた。 次あったら消されるかも…学園からwww まぁ、俺を見つけるのは至難の業だがなぁwwwwww
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