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「見たことあるか?ラジオ体操」
「骨ずらし。先生に叩かれたキ●ィがウラヤマ」
「あれは爆笑回だったww」
翌日俺は昼休憩にカケっちと会っていた。
もっぱら話題は一つだが…分からない人は意味不明な奴等だと俺たちを見るだろう。
しかし、ソウルメイトはこの話題では恥ずかしがらないのだ。
寧ろリスペクトが激しすぎて素でマネしてしまうくらいには。
「にしてもユッキーは昨日も勇者細胞飲んでたよな。覚醒してる?」
「バリバリにww何なら俺の筋肉見てみる?ww」
「えww何それ面白そう。見てみる…………何この腕ww刃牙かよw範馬勇●郎かよw」
「流石にそこまでじゃないおwwww」
「高校生でそれは…wなんでロンT とYシャツで完璧なカモフラがw」
「それは俺も謎www」
カケっちは俺が袖を捲り上げて曝された筋肉を楽しそうにペタペタ触る。
「勇者細胞スゲェw」
「だなwwwって、なわけwww」
「ですよねw」
相変わらずソウルメイトは絶好調だ。
だらだらと会話していたらあっという間に休憩時間終了。
「そう言えばユッキー昨日5時間目サボったの?休憩時間居なかった」
「あ、わざわざ来たの?wwごめんww俺さ、新学期入って一回も授業受けてないからww」
「マジかwなんて強者だ」
「強者発言ww」
「特質系・うどん?w」
「それにはなれねーわww」
最後の最後までそんな会話でカケっちが教室に入るのを見送った。
さーて…次はどこに行こうかなぁ。
「白沢…お前はまた授業をサボるつもりか?」
「ウヘェwwww風紀委員長様www」
運悪く教室に戻ろうとした風紀委員長様と遭遇。
「本当に自由な奴だな。教室に戻れ。何だったらココで受けるか?」
風紀委員長様がここと指したのはもちろんS組。
S組は優秀者の集まりなので別名・特進クラスでもある。
「勉強が分かんないから受けないのにwww鬼っスかwww無理っスよwww」
「なら自分のクラスできちんと授業を受けるんだな」
「さあイエッサー!!ww」
とりあえず睨んできていたのでB組の教室の
方へ向けて歩き始める。
背中に視線がwww痛いおwwww
ここはさっさと立ち去るのが一番だww
俺は歩いて教室へ向かう。
運の良い事にS組からB組の教室は見えないのだ!!
なのでB組の教室の前をスルーしていk…
「おー。てめえいつかのサボり少年じゃねぇか」
「……あははは。寝ぼけたかな~?校内ホストが居る~wwwww」
「誰がホストだ。ちょうどいい。一つ席が余ってんだ。俺の授業受け行け」
指しているのはB組の教室の中にある空席。
はい。俺の席ですねwwww
「なんすか、そのちょっと寄ってけはww俺ホストに興味ないww」
「ホストじゃねぇ。教師だ。いいから受けてけ」
「職権乱用ww俺は今日パスでwwさいならwww」
「てめっ」
何か言ってたけど知らない。
俺は走り出した。
もち、クラウチングスタートでwwww
あんなのに構ってられっかよwww
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