67人が本棚に入れています
本棚に追加
前書き
筆者はALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を患っています。
ご存知の方も多いと思いますが、
ALSは全身の筋肉が徐々に衰えていき、最終的に呼吸筋まで達すると、
呼吸不全で死に至ります。残念ながら、現在有効な治療法もありません。
筆者の現状ですが、今は寝たきり生活で、
身体は足の指先が僅かに動く程度です。
栄養や水分は胃瘻(胃に繋がっているチューブ)から取りますし、
呼吸を維持するため、肺には人工呼吸器が繋がれています。
声は出せませんのでコミュニケーションは視線入力装置を使って、
パソコンを動かし文字を打って行います。
この文章も視線入力で書いています。
ただ一つ言いたいのは、
不幸自慢して、同情してほしいわけでは決してありません。
これでも数年前までは普通の人間でした(笑)
ただ、ALSになったことで、
普通の人がなかなかできない体験を色々としてきました。
そうした体験を通じて、自分が思い感じたことを書くことで、
誰かの何かの役に立つといいなと思い、筆を取りました。
と言っても、シリアスで悲しい話ばかりする気はありません。
時には真面目に、時には面白おかしく語って行きたいと思います。
拙い文章ですが、お付き合い頂けると幸いです。
最初のコメントを投稿しよう!