1-2.思い出話

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Ep4 指宿菜の花マラソンin鹿児島(後編)  指宿菜の花マラソンのいい所は、 地元の人たち総出で応援してくれることで、 休憩所以外でも個人的にスポーツドリンクを配っていたり、 バナナやチョコレートをくれたり、 とても暖かい感じの大会です。 ドラムセットを家の前に出して、 応援ソングを歌ってくれる人もいましたし(笑)、 地域で大会を盛り上げようという心意気がとても伝わってきました。 そういうこともあって、リピーターが多いみたいです。 実際、私もこの後、2回ほど参加しましたALSじゃなければ、 今でも参加しているかも。 興味のある方は一度参加してみてください。  さて、Aさんがペースメーカーをやってくれたこともあり、 20キロ過ぎまでは歩くこともなく、 順調にくることができました。 が、しかし25キロ辺りから足が動かなくなり、ペースがガタ落ち(笑) さすがにAさんに付き合ってもらうのは悪いと思い、 先に行ってもらいました。 この選択が裏目にでました。 それまではAさんに引っ張ってもらったようなものなので、 Aさんがいなくなると自分の中の悪魔が、 「歩いちゃえよ~楽だぞ~」と言ってくるんですよ~(笑) 私はそれを振り払って頑張ったわけではなく、、、 、 、 、 、 「悪魔さまの仰せのままに」状態(笑) 走っていて、きつくなったら歩くを繰り返しました。 それでも何とか指宿の街中まで戻ってくることができました、 満身創痍ですが(笑) そんな時、聴きなれた曲が、、、 「まけないで~♬、もぉ~すこしぃ~♬、 さぁ~い~ごまで、はしりぃ~ぬけて~♬」 そこには小学生くらいの女の子がいて、 プラカードを持って応援してくれていました。 プラカードには、「ゴールまであと2キロ」という文字が!(^^)! 俄然やる気が出てきました最後くらいはと、 ラストスパートをかけましたが、 なかなかゴールが見えてきません結構走っているはずなのに。 そんな時、前方に大会の掲示板が見えてきました。 そこには、、、 、 、 、 、 「ゴールまであと5キロ」(笑) さすがに精神的ダメージが(笑) 元のペース戻りかけたその時、前から見覚えのある顔が。 そう、Aさんです。 ゴールした後、暇だったらしく、戻ってきて伴走してくれました。 何ていい人なんだ~(≧▽≦) ということで、Aさんのおかげで、何とかゴールできました。 Aさん、ありがとーーーう。 タイムは5時間20分(笑) マラソンは自分との戦いということを身をもって味わいました(笑) 本当にきつかったので、「二度とやらない」とその時は思いましたが、 次の年も参加しました(笑) その話はまた別の機会に。
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