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そしてあっという間に授業が終わり、昼休みになった。
「文絵~!優にお弁当渡してくるね!」
「はぁ?1年の教室行くの?」
「うん。文絵もおいでよ」
「やだよ」
「でも先生に怒られたら嫌だし、文絵連れてくかぁ!」
「ちょっ、ジャム!」
腕をつかまれ無理やり連行された。ジャムは無駄に鍛えてるから力強いし。最低~!
そんなこんなで、優くんのクラスに到着。ガラっとジャムが勢いよく扉を開いた。
「優っ!お弁当~!」
弁当抱えて中を見たジャムに続いて、私も中を見ると、体育の後だったために、男性諸君は着替え中でごった返しだった。ジャムったらやっちゃったよ。
「ジャムさんだ」
「おい優っ!」
なぜかみんな怒らない。覗きだよ?いいの?
「あ、ジャム」
上半身裸の優くんが現れた。着替えろよ。
「優、お弁当」
「ありがとう」
普通に手渡した。
「あのねっ、ジャム今日は~、仕事ないから一緒に帰ろ?」
「うん」
「優、寒くないの?」
「あ、着替え途中だった」
どんだけ天然なの?
「また後でね、優」
「うん。…あ、不眠症もいたんだ」
今更かよ。
「だから、私文絵だっての!てゆーか、今ごろ気づくとか遅いし」
「優、バイバーイ!」
「ちょっとジャム、話の途中なんだけど!」
またジャムに連れらて教室を後にした。
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