いつもの時間

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いつもの時間

「ゆ~う~!」 休み時間。腐れ縁の友人、美空ジャムが、窓から校庭に向かって手を振っていた。 「あっ!気付いたっ!ゆ~う!」 手を振る相手は、彼氏の優くんだ。 「ジャム!あんたうるさいよ!休み時間くらい休ませてよね?」 「優、今から体育なのかな~?」 「ちょっと!話聞いてる?」 「文絵、優、手、振ってくれたよ!」 「あんた日本語下手。それじゃわけわからないから!」 「文絵うるさい~!」 「ジャムがでかい声出すのが悪いっ」 「優っ!頑張って~!」 またでかい声出してるし。 「うん」 って、優くん返事したよ。校庭から離れてるのにジャムの声聞こえたみたいだけど、優くんもでかい声出してんじゃん!周りに友達いるのに、いいんかい!そうこしているうちにチャイムが鳴り、授業が再開した。
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