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エピローグ
この物語は、私の友人である甘遥菜摘(かんばるなつみ)がこの世に生きていたと言う事実を書き残す為に執筆する事とした。
まず、この物語を手に取り読んでくれたことに礼を言わせて欲しい。
そして、この物語を読む上で二つ、私の頼みを聞いていただきたい。
一つ目は夢を持ち、がむしゃらに夢を追いかけてほしい。
二つ目は、どんなに些細なことでも良い。
この物語を読み、何か感じるものがあればそれを大切にして欲しいと言うことだ。
それこそが生を受け、生きる上で最も大切なものだと私は考えるからだ。
二度と…彼と同じような終末を迎える若者を見たくはない。
君たちが夢を持ち、目標に向かって精進し、何の変哲もない日常を謳歌することを切に祈るばかりだ。
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