4人が本棚に入れています
本棚に追加
(あたしが人生でやり残した事…
彼にもう一度だけ逢いたい…)
勿論もう一度付き合いたいとか
結婚したいなんて思わない。
彼が今も独身なのか結婚しているのか
いや…まだ生きているのかすら分からない。
でも彼にもう一度だけ逢って
あの日伝える事が出来なかった
富子の気持ちを伝える事で
自分の人生に納得する答えを見つける事が
出来ると思ったのだ。
(愛されなくても良い…
ただあたしの残り少ない余生を彼に
見守って貰いたい…)
富子は直輝に手紙を書くことにした。
年賀状に記載してある住所から電話番号を
調べようかとも思ったが
インターネットも使い方が分からないし
電話で直接彼と話す勇気が無かった。
最初のコメントを投稿しよう!