6話

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6話

数日後… 「劇の役を決めまーす!」 わー!きゃー! なんで運動会でシンデレラやるんだろ…? な、いっか! 「王子役!立候補いますかー?」 しーん うん、予想できてた 「じ、じゃあ推薦は?」 「奏く〜ん💕」 「悠真君!!」 私も悠真君って言いたかったけど 勇気がない〜😭 結局推薦は奏と悠真君だけで 悠真君とシンデレラしたいけど 私がお姫様になれるわけないし! でもせめて、悠真君の王子さまが見たい!!! 「では多数決で!」 「悠真君がいい人!」 サッ 「奏君がいい人!」 結果は… 「奏君です!」 ま、まじかあぁぁああああぁぁあぁあ!!!!!!!!! ファンクラブのせいだああああ お姫様がいい人ー! ざわざわ そして結局お姫様は クラスのマドンナ りりちゃん になりました りりちゃんはファンクラブにも入ってなし 全然ぶりっ子とかじゃないからいいんだけど… 悠真君の王子さま見たかったなぁっていうね… はぁぁ 「どした?」 え? 「奏!」 そこにいたのは奏だった 「悠真の王子見たかったんだろ」 うううう 「図星か…笑」 「わ、笑うなー!」 「ごめんごめん」 「もー」 「ほんと…ごめんな…」 「へ?」 「俺、二人をくっつける役なのに…」 「ごめん!じゃ!」 そう言って奏は行ってしまった 「私の……ばか」 人のためになにかするって大変なことなのに… 奏は私のために… ファンを引きつけたり… 周りから見たらモテたいみたいに見られるのも気にせず… 私のために… ごめんなさい…奏…… 涙が零れた 「俺は絶対泣かせないから」 その時の渚の気持ちがわかった悠真は ぼそりとそんなことを呟いた
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