シ水関の戦い

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シ水関の戦い

「袁紹、君が盟主を引き受けてくれ」 曹操は集まった諸将の前で袁紹に盟主の座を勧めると袁紹はニコリ笑ってそれを引き受ける。 「曹操、君がそう言うならばこの袁紹、盟主の座を引き受けよう」 まあ、曹操が盟主に座ったら他の諸将が言う事を聞かないもんね。 そして、袁術が補給係となった。 「主の言う通りに我が軍独自に糧食を持って来て良かったですな」 ボソリと田豊が漏らした。 『マスターの創造の能力があれば百年は戦えます』 うん、ライブさんや百年も戦えないからな? では全軍でいざシ水関へと進軍する中、俺達は最後尾を任されて居る。 曹操等は「ちっ」と舌打ちしたが俺が引き連れて居る一万と二千の兵の規模は流石に無視出来ないようだ。 ちなみに劉備は公孫サンの陣を間借りして参加して居る。 するとにわかに前方の方が騒がしく成って来た。 まあ、俺が董卓なら先ず始めに一発かますからな奇襲を受けて居るのは誰かな~?とのんびりとして居るが一応、物見を走らせてどんな様子か探らせる。 物見が戻って来たので報告を聞く。 「董卓軍の将、徐栄の奇襲を受けて曹操軍の甚大な被害を受けて居ります! また鮑信軍が壊滅!鮑信様が討ち取られ鮑忠様も討ち取られました!」 うん、鮑信て誰だよ? 確かそんな名前は居たような居ないような~? 後、曹操ザマァ!(笑) ぶっちゃけて言うと董卓軍はめちゃくちゃ強い。 なぜなら涼州で異民族を上手く支配し軍の半数以上は異民族の騎馬隊で構成せれた精鋭だからだ。 黄巾の乱の時に董卓自慢の精鋭騎馬隊は温存して都の軍を指揮して、盛大に負けて居る。 その時に宦官共に賄賂を送って無かった事にしている。 そして、帝を保護してからの董卓の専横、狙ってやったと思ったのは俺だけか? まあ、話を戻すが精鋭の騎馬隊が突っ込んで来るんだ。 まだまだ歩兵メインの俺等の軍に精鋭騎馬隊の奇襲は効果抜群だろう。 馬の馬体で敵兵を押し潰せるし、何より機動力が半端ないからな。 と言う訳で現時点で野戦でならば董卓軍はぶっちぎりで最強何だよなぁ。 だから数で包んで包囲殲滅が一番だが、諸将達の足並みは揃わないし、董卓の最初の奇襲で董卓軍の恐怖を植え付けられたから、前に出て戦おう何て言う奴は居るかなぁ? 一応、歩兵でも何とか騎馬隊と戦える戦法を考えては居るが俺の番は来るかね? 結局、シ水関に着く前に徐栄の三回の奇襲を受けて反董卓連合の指揮はガタガタだ。 そして肝心のシ水関だが、諸将は及び腰となりシ水関攻略に名乗りを挙げる者は出てこない。 嫌な空気を払拭するべく袁紹は盛大な宴を行う。 俺?俺は呼ばれて無いよ。 最後尾に居たから被害0だもん、諸将からの受けも悪いしな。 翌日、会議となったが場は静まりかえって居る。 宴の時だけは君達元気なのにね。 このままお開きかと言う所で袁紹が手をポンと叩く。 「そうだ只野殿、只野殿にシ水関の攻略をお願いしたい」 すると諸将達も良い案だとばかりに頷き、しきりに俺をやたらと誉め始めた。 こんな時だけは君達はナイス連携見せるな! 「分かりましたシ水関の攻略をお受けしましょう」 俺をため息を吐きたくなったがグッと堪えて評定の間と成っている袁紹の天幕を出た。 其処へ孫堅が走りよって来る。 孫堅は今回の戦に四千の兵を引き連れて参戦して居る。 「よう、何か手伝える事は有るかい?」 孫堅がニヤリと笑いながら声を掛けて来る。 「有るぞ~合同でシ水関の攻略をして貰えるならば有難い」 「そうか、何時攻める?」 「そうだな先ずは一当てして見るか? 取り敢えず今から、孫堅はちょっと敵の陣容とかその辺を見ててくれよ。 恐らくシ水関に居る武将は華雄だろうな」 すると孫堅はビックリした顔をする。 「呂布が来るまで、董卓軍随一の猛将と言われた華雄がシ水関に居るのか?」 「多分な、だから華雄は最初から騎馬隊を指揮してその武勇を活かして討って出るだろう」 「策は?」 「最初に一当てしてみないとわからんからな。だから、孫堅に敵の陣容を見て欲しいんだ。 本格的な攻略はその後だな」 「分かった任せろ」 そう言って一旦、孫堅と別れて俺はシ水関に先ずは一当てする為に動く事にした。 さてと、やはり今回も俺が軍を率いるか兵士全員に盾を構えさせてゆっくりと進軍する。 田豊が止めるのを聞かずに俺は戦闘で馬に乗りゆっくりと進む。 そうそう、この馬だが波才から奪った馬で黄猿と名付けた。 馬体も大きいし、俺をしっかりと乗せる事が出来るので餌は神工知能ライブ監修の餌を与えて改造馬に仕上げて居るのでスピードはちょいと遅いが、恐るべきはその馬力だ。 大きな馬体も合わさって黄猿での突撃は敵兵をミンチにする事が出来る。 そんな黄猿に堂々と股がり進む姿は目立つ事だろう。 シ水関から大量の矢が降り注ぐが、事前に盾を構えて我が軍の兵士は矢を防ぐ。 此方も精兵を連れて来て居るので、董卓軍とは良い勝負が出来るだろう。 俺に降り注ぐ矢は青龍偃月刀と特性のコートで矢を防ぐ。 黄猿にも鎧を被せて重装甲使用だ。 鉄騎馬と言った所かな? 降り注ぐ矢の中をジリジリと進み、ある程度進んだ所でシ水関の門が開く。 見るとどうやら董卓自慢の精鋭騎馬隊が出てくるようだ。 流石に数は少ない見たいだな。 「お~ほっほっほっ!お前達!行くわよっ!!」 俺は三國志時代に来て初めて戦慄した。
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