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癒しのミルクティ
いつのまにかぼくの部屋に居座ってた
ミルクティみたいな色したこねこ
まるでカノジョみたいに膝の上に乗ってきて
顎を撫でるとごろごろ言って甘えてくる
だれも帰りを待ってるひとがいなかったこの部屋に
きみが居てくれるようになってから
胸の中の傷口が塞がってった
きみは行き場がなくなって
ぼくの部屋に居座ってただけだとわかってた
だからときどき邪魔になって
冷たくしたこともあった
なのにきみは 穢れを知らない瞳潤ませて
一声啼いて
いつも微笑ってるみたいなωの口で
ペロペロしてぼくを癒してくれた
ありがとう ごめんね
ふたつの気持ちが溢れてる
気付くのが少し遅れたけど
まだ間に合うよね?
この胸に宿してた心の傷痕は今はもう見えなくなった
きみのおかげさ
愛してる
ぼくのこねこ「ハニー」
傷口が開いたままのこころを癒してくれた
きみを追い出したりなんかできやしないよ
ぼくはもうきみを必要としてるから
頬寄せ合い温もり確かめ合おう
これからもずっと
傍にいてね
・・・愛してる
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