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幸せなクリスマス
あるすごく寒いクリスマスの日の出来事
私は彼氏と待ち合わせ中
お互いにプレゼントを用意する約束
だったので私は手編みのマフラーと
彼氏が好きな色のタオルを用意した
私は不器用なので編むのは大変だった
けど彼氏の喜ぶ顔が見たくて頑張った!
そうしていると彼氏が来た
彼氏 「ごめん!待った?」
私 「大丈夫!」
よくありそうな会話をした後
それぞれプレゼントを渡した
私 「え!?うそ!
ネックレス!ありがとう!
嬉しすぎる!!!」
彼氏 「喜んでもらえて良かった~!
それよりこのマフラーって
愛菜が編んでくれたの?」
私 「うん!そうだよ!嬉しい?」
彼氏 「当たり前じゃん!めっちゃ嬉しい!
でも、愛菜って不器用だよな?笑
にしてはすげぇ上手だな!」
そういって彼氏がマフラーをつけた
彼氏 「それにすげぇーあったかいし
このタオルは俺が好きな色の赤だし
まじありがとう!」
私 「喜んでくれて私も嬉しい!
頑張って編んだんだよ!何個か作って
一番上手なマフラーなんだ!
このネックレスもすごい可愛い
本当にありがとう!」
そう言って二人で抱き合った
そうしていると…
男の子 「マァーマァー!!どこぉーーー!
寒いよ~」
迷子らしき小さな男の子が泣いている
私 「迷子かな?寒がってる」
彼氏 「だな!どうする?
話しかける?」
そう言って私たちは男の子に話しかけた
私 「大丈夫?ママはどこ?」
男の子 「ママどっかいっちゃった!
寒いよ~」
彼氏 「やっぱ迷子かーどうする愛菜?
交番に連れていく?」
私 「そうだね!でも寒がってるから
陸斗マフラー貸してあげなよ」
彼氏 「え!?せっかく愛菜が俺の
ために編んでくれたマフラーを?」
私 「そう!私が言ってるんだから
いいでしょ笑
ほら早く寒がってるから」
彼氏 「分かったよ」
そう言って陸斗が男の子に
マフラーを巻いてあげた
男の子 「わぁ~!あったかい!
ありがとうお兄ちゃん!」
彼氏 「はいはい笑
感謝ならお姉ちゃんにしてあげて」
陸斗と私で顔を見合わせて微笑んだ
母 「裕太!どこに行ってたの?
心配したのよ!」
男の子 「マァマァー!!!!」
母 「裕太そのマフラーどうしたの?」
男の子 「このお兄ちゃんとお姉ちゃんが
つけてくれたの!」
母 「あら!そうだったの!
本当にありがとうございます!」
私 「いえいえ!寒がっていたし
私たちからのクリスマスプレゼント
です!」
母・彼氏「えっ!!!!!!」
彼氏 「おい!勝手に!」
私 「いいから」
男の子 「やったーー!
お姉ちゃんありがとう!!」
母 「本当にいいんですか?
お礼できるものは何もないし…」
私 「お礼なんて気にしないで
ください!
男の子の嬉しそうな顔を見て
使ってほしいって思ったんです!」
母 「じゃあお言葉に甘えて
本当にありがとうございます!
それでは失礼します」
男の子 「バイバーイ!」
私 「バイバイ!」
彼氏 「せっかく愛菜が俺のために
作ってくれたマフラーがぁー!」
私 「また編んであげるから!
冬が終わる前までには笑」
彼氏 「愛菜は優しすぎるんだよ
まぁそういうところも
大好きだけど」
そういって不意打ちにキスをしてきた
私 「私も陸斗のこと大好きだよ!」
彼氏 「あんま可愛いこと言うなよ😳
我慢できなくなるから…」
そういって今度は私の唇に甘いキスをしてきた
私 「我慢しなくてもいいよ?」
彼氏 「あ~もうこの会話やめよ!
まじでやばくなるから!
それよりいくつかマフラー
作ってたんだよな?
なら新しいのちょうだい!」
私 「え?!あんまり上手じゃないよ?
それに家にあるし…」
彼氏 「じゃあ今から愛菜の家いく?」
私 「い、いいよ!
どうせ家誰もいないし」
彼氏 「そっか」
そういって二人で手を繋ぎなから
私の家に向かった
彼氏 「さっきの続き愛菜の家
でするから覚悟しとけよ」
陸斗が私の耳もとでそうささやいた
私 「わ、分かった」
私たちはもっと強く手を繋いだ
付き合って一年目のクリスマスは
彼氏のために作ったマフラーが
まさかの男の子の物になったけど
嬉しそうだったしそれもそれで思い出に
なったから良かったかも!
大切に使ってくれたら嬉しいな
それにそのお陰で私の家でイチャイチャ
できたし…
寒い寒い冬のクリスマス
あの時だけは少しだけ暖かった気がする
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