子猫

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子猫

雪が降る、寒い寒い学校の帰り道。 私が歩いていると、不意に猫の鳴き声が聞こえた。弱々しくて、助けを求めているかのような鳴き声。 何事かと思って、私は声がする方に急いで向かう。 たどり着いたところには、ダンボールに捨てられた、小さな小さな子猫がいた。とても寒そうで、凍えている。 このままじゃ凍死しちゃうかもと思って、私は自分の巻いていたマフラーを、ダンボールに入れてあげる。 すると子猫は、暖かそうな、気持ち良さそうな顔になりながら、マフラーの中に入っていった。 私はもう大丈夫だろうと思って、家に帰る道に戻る。 マフラーがなくなって、とっても寒い。でも、子猫のためと思って我慢する。 寒いなあ、そう思いながら歩いていると、さっきと同じ鳴き声が聞こえてきた。
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