僕は大いなる尊敬者であり大いなる軽蔑者だ!

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 この小母さんではないが、その亦、或る日、僕は必要に迫られ仕方なく愛想良くしようとぎこちない笑顔を作って会社の上役に応対していると、「やっと笑顔を作る事を覚えたよ。」という嫌味ったらしい小母さんの声が聞こえて来たので声のする方を見ると、小母さん数人が頷き合って如何にも自分を妬ましそうに疎ましそうに見ているのが目に入って来たので強い敵愾心を抱き、「あんたらに愛想良くしないからと言って、そこまで嫌味な事を内緒話なら未だしも聞こえよがしに言わなくたって良いだろう!」と思った。
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