優里(ゆうり)

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はは、あん時の武尊の顔。 青くなったり赤くなったり忙しかったよな。 そんな武尊を可愛いと思ったのはウソじゃないんだ。 情けない話。俺ももうあの頃は青藍への想いが自分でもどうにも出来なくて、ホント限界だったんだよ。 武尊の気持ちを知ってて利用したのはホント悪いと思ってるさ。 でも、それでも。 俺にはあの時。 武尊が必要だったんだ。 青藍はもちろんだけど、武尊も俺にとっては大事な存在なんだ。 だから俺は、武尊の事はホント大事にしたいと思ってんだ。 青藍の代わりにしてる自覚があるからこそ、武尊を傷付ける事だけはしちゃダメだと自分に言い聞かせてる。 俺は青藍と出来ない色々なことを武尊としてきた。 一緒のベッドで目覚めて一緒に朝食を作って一緒に食べて。 一日中ゴロゴロしてるって訳にはなかなかいかないけど、休みの日には出来るだけ一緒にいて。 出来るだけ武尊を甘やかしてやりたい。 もちろんベッドでもドロドロに溶かしてやる。 何度でもイかせてやりたい。 狂うほどに啼かせてやりたい。 そんな武尊を俺は一番大事にしてあげなきゃいけないんだ。
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