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プロローグ
「みんなーー、今日はありがとーーーー!!!また会おうねー!!」
「絶対また、会おうぜーーー!!」
二人が笑顔で手を振れば
キャーーーーッッ!!!!
黄色い悲鳴が湧き上がる。
その歓声を背に舞台中央からハケていく。
〜〜****〜〜****〜〜****〜〜
舞台から降りて楽屋に戻る。
そこに戻るまでもスタッフのみんなから「お疲れさまー」「お疲れサン」とたくさん声を掛けて貰った。
俺は、一人一人に「お疲れ様です」「ありがとうございます」と返していく。
やり切った感で身体はクタクタだけど気分は清々しい。
楽屋に置いてあるソファに身体を投げ出し衣装の前を寛げる。
テーブルの上のペットボトルに手を伸ばすとゴクゴクと飲み干した。
あー、やれやれ。これで、しばらくはゆっくり出来るな。あ、そうだ。今夜はアイツを呼び出してやろう。
俺は、この後の楽しみを想像しながら、シャワーを浴びる為に立ち上がった。
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