プロローグ

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「優理(ユーリ)ー、お疲れさまー」 「おう、青藍(せいら)お疲れ」 「打ち上げ行く?」 「ああ、もちろん!ま、途中で抜けるけどな」 「また?ダメだよ。打ち上げは僕らがスタッフを労う場なんだから、ちゃんとしなきゃ」 「いーじゃん。ようやくツアー終わったんだからさー。今日くらいゆっくりさせろよなー。ホント青藍は真面目だな。お前ー、将来絶対ハゲるぞ」 「なっ、なんてコトをっ…、僕が気にしてるの知ってて…。ヒドイッッ!」 「バッカ、冗談だろ。ってか、マジ勘弁。」 「優理は、どうせアイツ呼ぶんでしょ?」 「とーぜん。俺もけっこー溜まってんだよ。お前だってそうだろ?」 「ぼっ、僕は…、そんなフシダラな事…」 「ふしだら、とかいつの時代だっつーの。ま、そーゆー訳だから、あとヨロシク!」 「優理…」
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