4杯目

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---------- 大安吉日、 あの日選んだドレスに身を包み、 花陽は輝いていた。 幸せは、 花陽のように誰にでも純粋に感情をぶつけられる子が獲得することができるのだろう。 大好きだった愛しい人。 どうかその笑顔が曇ることがないように。 もう、私があなたの隣にいることはできないのだから。 式場から出た時、 新郎新婦が仲良く並んで参列者に挨拶をする。 金屏風の前で笑顔で ペコリと頭を下げ!、前を通り過ぎ、 この場をあとにした。 「友梨佳! もう、こんな日でもクールなんだから、 待ってよ」 花陽が追いかけてきた。 花嫁が抜けて大丈夫なのか? 「何やってんの?早く戻りな」 「だってちゃんと言ってなかったから。 友梨佳がいなかったら今日を迎えられなかった。今までありがとう、幸せになるね」 「それは親に言うセリフ。 私に言ってどうすんの?」 「だって、ほんとに感謝してるの。 これからも私達は変わらないよね」 「馬鹿だね。 友達だろ?」 「うん。友梨佳大好き」 新郎が迎えに来て、 彼女はまた会場へと戻って行った。 見上げた空は、 快晴。 大きな声で叫びたい気分だった。 私も大好きだったよと。
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