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「イベントの仕事してるから、人の色んなサプライズとか演出してきたけど、
実際自分のとなるとうまく行かないもんだね。今日までに用意しようとしたけど、
サイズとかデザインの好みとか全然わかんなくてさ……」
店員さんから渡された小箱を開き、
取り出したのは、
小さな石のついたシルバーのリング。
「晶これって？」
「今まで俺何もしてやれてなくて、 頼ってばっかでさ、今日はちょっとだけ感謝を表したくて、これ、つけてみて？」
「かわいい」
「うん。いいね。
やっぱりこのデザインで正解かな？
白くて細いのどかの指に似合う」
ぴったりだった。
好みもサイズも。
「本番はもうちょっと先になっちゃうけど、期待してて」
何なの？
この少女マンガみたいな展開
私の身の上に起こっている?
しかも晶が超イケメンに見えるんですけど。
夢ね、
これはきっと夢！
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