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「凄いなまじで」
「えー?」
本当に完食した私に呆れた表情で、
笑った。
「別腹って?普段それ程食べないくせに」
「そうね、夕ご飯は無理かも」
「そうかー、じゃ送ってくわ。
帰りに牛丼でも食うかな?」
「……なら」
「……もー無理!
あとお前責任とって食えよーっ」
「ひどいっそこは男として頑張んなさいよ!」
隣の席のカップルの声が重なって来た。
私達は、思わず振り向いて、
ふたりを見てしまう。
他の席の人たちも多分視線を送ってたと思う。
それに気づいた彼氏の方が、
すみませんと、
小さく謝って、
彼女にうるさいぞと、
声をかけてた。
なんか、
私達と似てるなー、
なんてつい笑えてしまう。
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