新しい出発

1/5

2077人が本棚に入れています
本棚に追加
/161ページ

新しい出発

9月半ば、倉田が休みを終えて出勤した。 幸せそうな笑顔で高橋と揃って社長室に挨拶に来て、お土産を渡された。 幸せそうな二人に水菜も微笑んで見ていた。 「良いわねぇ〜。新婚の時が一番幸せかしら?」 水菜が自分の頬を両手で包みながら言う。 「そうか?俺はいつでも幸せだぞ!」 と言われるが無視をする。 「おい、こら!」 くすくすと笑いながら、沢田の出勤を窓から見て、そろそろ秘書室に行かないと…と付け加えた。
/161ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2077人が本棚に入れています
本棚に追加