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新しい出発
9月半ば、倉田が休みを終えて出勤した。
幸せそうな笑顔で高橋と揃って社長室に挨拶に来て、お土産を渡された。
幸せそうな二人に水菜も微笑んで見ていた。
「良いわねぇ〜。新婚の時が一番幸せかしら?」
水菜が自分の頬を両手で包みながら言う。
「そうか?俺はいつでも幸せだぞ!」
と言われるが無視をする。
「おい、こら!」
くすくすと笑いながら、沢田の出勤を窓から見て、そろそろ秘書室に行かないと…と付け加えた。
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