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「スーツ…………スーパー……?」
呟いて真は考え込み、
「スーツ…て言った?」
と聞くから、水菜は頷き、
「興奮してて気付いてないとは…思ってた。スーパーマンで…合ってるわよね?」
と答える。
「…うわっ…!恥ずっ!!スーパーマンて言ってたと思ってた。」
と、真が顔を両手で隠すので、水菜はくすくすと笑い出した。
「恥ずかしい!笑うなよ、水菜。」
言いながらも水菜を見て真も大声で笑い出した。
こうなると二人共、笑いを堪えられずにお腹を抱えて笑う。
「スーツマン……まぁ、そう言えなくもないか!」
「そう…ね?間違いでは…ないわね?確かにスーツだわ。ぶっ…普段は、違うけど…。」
二人で顔を見合わせてまた笑う。
それは外にも聴こえた様で、
「………社長、笑ってないか?」
「さすが……。さっきまで石原さんに向けても怒鳴ってたのに…エターナルの最終兵器健在かぁ。」
と、フロアの社員は少しほっとしながら話しをしていた。
「ですね?まぁ、奥様だからって事だけでもないですけどね。存在が特別です…昔から石原さんは…。」
高橋が言い、社長室から出て来た社員に手伝うと声を掛けていた。
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