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遡る…二ヶ月前
水菜も仕事復帰して忙しくしていて、復帰して直ぐに真が直接担当しているアプリ開発の会社の窓口に水菜がなり、そこの営業担当者と頻繁に連絡を取り合っていた。
仕事とは分かっていたが、水菜より年下のその担当者が水菜が産休の時の飲み会で、他の人に酔って水菜がタイプだと言うのを真は聞いてしまっていた。
夕食の時、その担当者の話題が出て、水菜が褒めるから気をつけろと注意した。
「気を付けろって…二人で会うわけでもないし?」
キョトンとした顔で水菜が言う。
「会うだろ?担当者なんだからさ!」
「会ったとしても会社ででしょ?」
「ミーティングルームで二人きりになる可能性はあるだろ?」
危機感が全くない水菜にむきになって言った。
「二人きりって…数分の事でしょ。しかもミーティングルームよ?」
「ミーティングルームでも数分でもキスくらい出来るだろ!」
強い口調で責める様に言ってしまった。
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