134人が本棚に入れています
本棚に追加
/115ページ
…女の子が好きなんですよ。私見ちゃったんです。」
ん?ん?待て待てなんで知ってるんだ。ボロは出てないはずだぞ?見ちゃったってまさか手帳をか
「私先生の手帳見ちゃったんです。そこに手紙が入ってって見ちゃったんですよ。好きだよ薫って書いてあったんですよ、彼氏かなって思って名前見たら恭子って書いてあったんですよ。恭子って女の子ですよ!レズですよ宮本先生」
あー終わった私の教師人生。あんな手紙ご丁寧に残さずすぐに捨てとけばよかった。
「私がこれを広めたらきっと宮本先生居場所無くなっちゃいますよね?私と付き合ってくれたら広めませんどうします?」
「少し考えさせてくれないか」
「分かりました。一週間後この教室でこの時間に待ってますから。」
そういって長谷川は教室から出ていった。とんだメンヘラ女だな長谷川燐。恐怖でしかない。
「あ、宮本先生。」
「田中先生。」
「今の聞いてましたか?」
「はい、すいません私のせいで巻き込んでしまって。」
「宮本先生がレズって言うのは本当なんですか?」
「まぁはい。そんなところです」
「そうなんですね。ちょっと驚きました。」
「すいません」
偏見を持っているタイプだこの人。わたしがレズって知った途端に態度変わったもんな。
レズとかゲイとかに偏見持ってて気持ち悪いって思うタイプの人だ。
とゆうかバイセクシャルだからね?
まぁそんなこと関係ないんだろうけどね。
「田中先生。あのどうするんですか?長谷川のこと」
「少し考えてますけど生徒と付き合うのはちょっと、」
借りを作らずに済みそうだ。だけどどうしようかこれから。
最初のコメントを投稿しよう!