嘘ーネナベー

ハッピーノベル

ほんの少しの嘘だった。
まさかこんな事で、友達を失い家族が崩壊するなんて思いもしなかった。
出来る事なら、あの日に戻ってやり直したい。

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ら久しぶりに小説投稿サイトを見てみようかな。
急にそんな事を思い立ったのは、今日、ランチをした中学時代の友人の佳奈から、「美咲の書いていた小説、好きだったよ。 今は書いてないの？」って聞かれたから。

中学時代、私の趣味は小説を書く事だった。当時は携帯小説が人気で、沢山の中高生が携帯小説を書いていた。

佳奈がクラスで宣伝してくれたから、ほとんどのクラスメイトが私の作品を読んでくれた。「更新を楽しみにしてるよ」と言われ、ますます執筆にのめり込んだ。

閲覧数は最初のうちは10人以下。だけどサイトに登録して１ヶ月後、サイトのTOPの【新作セレクション】で私の小説を紹介してもらってから、徐々に閲覧数や『いいね』が増えてきた。

1年後、総合ランキングで100位以内に入った時は嬉しくて飛び上がった。

もしかして書籍化のチャンスがある？
期待して何度もコンテストに応募したけど、中間発表にも残れず、2年間続けた携帯小説サイトへの投稿は中学3年生の夏休みに受験を理由にあっさり辞めた。

懐かしいなぁ。
今、小説投稿サイトってどうなっているんだろう。

小説投稿サイトで検索すると、『ハッピーノベル』が1番上に出てきたので開いてみる。

TOPページには、総合ランキング、ジャンル別ランキングがあり、エッセイを読むのが好きな私は、エッセイのランキングから気になる作品を順番に読み始めた。