0人が本棚に入れています
本棚に追加
コンビニ店員をしている吉田真一は今日は朝のバイトの人が流行のインフルにかかってしまい、休んでいるので代わりに朝の6時半からバイトにはいっていた。
朝のバイトはコーヒーや煙草など細かい商品を買う人が多いために、手間がかかる物ばかりだった。
なので、結構混むのだった。
一緒に朝組んでるのは、夜勤からの人で田口さんと言う人で、吉田とはたまにあったりするが、いつも敬語で話す人だった。
7時半ぐらいになって、一人の男性が来店した。
その来店した男性は、スーツを着ていて、頭が少し薄くて眼鏡をかけていていた。
おかずパンとペットボトルのコーヒーをレジに持ってきた。
会計するときに、顔を見るとある面白い光景が広がって可笑しくて笑いそうになるのをこらえていた。
吉田が「ポイントカードはお持ちですか?」ときくとその男性は財布から、束になったカード類から店のカードを探す。
数秒待たされたが、吉田はその人の光景に笑いが吹き出しそうだった。
なんとか、吹き出さなかった。
男性は、店から出ていくと
思わず笑ってしまう。
その男性は、鼻毛が出ていてそれも結構出ていてクルント渦を巻いていた。
それがツボになり可笑しくなった。
吉田はその日正午にあがる。
家に帰っても少し思い出してしまう。
次の日も朝からで、この日は店長と一緒でいつもサボり癖があるがさすがに忙しくて裏に行く暇がなかった。
店長は「吉田君。俺低血圧なんだよな。」と本当か嘘か分からない事を言ってきたので吉田は「大変ッスネ。」と感情なしに言う。
すると、7時半になったとにあの男性が来店した。
男性は昨日と同じくおかずパンとコーヒーを持ってきた。
顔を見ると鼻毛は今日も健在していて、何なら今日はバージョンアップしたのか、鼻毛が伸びていて王様の髭みたいにクルット丸くなっていた。
ポイントカードもまた探す。
吉田は可笑しかったが勇気を出して言おうと思ったが、その言葉の一言が言えなくてそのまま、男性がお金を払って店から出るときに「お客さん。鏡見てくださいな。」と店長が鏡を見せるとその男性は、「はあっ」と少し悲鳴をあげて、「トイレ借ります。」と言って鼻を手を押さえながらトイレに駆け込む。
店長は「強烈だったね。朝から、お陰で目が覚めたよ。」と言って煙草を補充する。
吉田は「そっすね。」とすっきりした声で返したのだった。
最初のコメントを投稿しよう!