ー夢ー

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ああ…言いたくないなあ。自分で言っちゃうと、なんか…怖いなあ。 信じてしまいそうで。 本当にあった事なんだって。 それは…それだけは嫌だ。 『大丈夫』 と、「彼」は僕の額に口付けをした。そうして僕の顎を少し持ち上げて、目を合わせた。間近に「彼」を見ると、心臓がまともじゃいられなくなる。 『颯馬は大丈夫。ハートが俺より強いから』 だから、泣かないで?と「彼」は微笑む。
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