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学食
「俺、今度、新事業で2号店出すんだ。」
「やるじゃんよ。で、どんな事業なんだ。」
「JK食堂って言うんだ。」
「あ、もう引っかからないから。」
「今回はマジ、騙しません。どんな店だと思う。」
「じゃあ、再チャレンジな。女子校の中で学食。」
「正解!お前も素直になったな。」
「いや、お前が酷い騙しをしてくれただけだよ。」
「今回も儲けるぞ。内容はビュッフェ形式にして、味のあるメニューと、美容に効果のあるメニューを常に意識する。デザートにも気を使いたいし、放課後はフルーツと本場のケーキを提供出来るスペースにしよう。」
「それで元が取れるのか?生徒がみんな、それだけのサービスを受けられるお小遣いを持って来ていないと思うけど。」
「そりゃ、値段は格安にするしかないだろうな。」
「机上の空論、そんなの経営じゃないね。」
「その分は同時開店の、3号店の収益でまかなう予定さ。」
「おいおい、それって余計に苦しくならないか。」
「3号店は、料理でぼったくればいいって発想だから余裕だね。」
「ははは、ぼったくりの学食なんて誰が入るかって。ま、食券をプレゼントしてくれるなら、試しに行ってやるけど。」
「ちなみに、3号店はガラス張りで、2号店と0.3階下に隣接してる男子校の学食だけど。もちろん、食券あげるよ。2号店がいい?3号店がいい?」
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