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準也の撮影日和
「遅くなっちゃってごめんね~!」
「あぁ~準也さん!」
沖縄ではカメラマンをして、ついでにスタイリストもできる、ジャパニーズアメリカン古屋準也!
NYではモデルをやってるから、沖縄とを行ったりきたり。
「準也さん撮影しましょうよ!」
スタイリストの美月くんは、女の子みたいでかわいいんだ。ほんとは女の子なんじゃない?
「うん。でも、お腹すいたな~」
「え!まじですか!な、なんか食べ物…」
「ちょっと買ってくるよ~」
「いや、俺が買ってきますから!準也さんはゆっくり待ってて下さい!」
「助かる~」
美月くんは軽トラに乗って買い出しへ。ちょっとおじさんっぽいね。
「さてー今日はモデルさん誰がきてるのかな~?」
きょろきょろ周りを見てみた。
「あの、お久しぶりです」
「白田さんか~!お茶飲んで待ってようよ~!さんぴんちゃ?」
「はぁ…あの、撮影は…」
「大丈夫だよ?」
「すみません、私、大学行きたいのですが…」
「あ!そうなの?行っておいでよ!学校大事だよね!」
「いいんですか?」
「うん。明日でいーよ!美月くんには言っておくからね~」
「ありがとうございます。…では」
モデルさん帰っちゃったし、誰もいないからまったりゆっくりしよう。ん~沖縄っていいね~
「お待たせしました…!」
「あ!美月くんおかえりー!」
「あ、あれ?はるちゃんは?」
「あーそれって白田さん?学校行くってさ!」
「え、撮影は?」
「明日にしよ~?」
「…え、このご飯意味ない…。」
「家で食べるね?」
「……締め切り間近ですが」
「だぁいじょーぶ!任せなさい~」
このような緩いカメラマン生活をしている古屋です。
間に合わないけど、なんくるなるさ~
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