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はじめまして
「今日からお世話になります、白河で」
「違うよー古屋だよー」
「モデルとしては白河なの」
「あ…あの白河さんのままでいいですか?」
「えー?美月くん、聞いてた?古屋だよ?」
「あのねー白河さおりでやるって言ってんでしょ」
「美月くん、さおりがいじわる言うよ」
「あ、あのーそれより仕事しないと…かなりの量らしいので…」
「えー美月くん、それ早く言ってよ~!さおり着替えて!」
「はーい」
この調子で終わるのだろうか…。話してばかりだよ。
「おー!さおりかわいー」
白河さんの格好は花柄ワンピース。
なんでも似合うなぁ。久しぶりに一緒に仕事ができる。髪の毛セットとメイクをさせていただきました。
「美月くん、素晴らしいよ!でも、なんか寂しい感じ」
いやいや、別に俺が選んだわけじゃないんだけどな。
「は、なんで?」
「胸が足りないかな」
「…それゃどうしよーとも、ないものはないから!」
「だってさおりー沖縄で撮ってたときもっとあったのに。うわー全然気づかなかったけどー痩せすぎでしょ!絶対!」
「ダイエットしたとき痩せたの」
「でも胸は残してほしかったのにね~。小さくなるのは嫌だな」
「そんなこと言われてもどうしよーもないし。美月くんはいいよね。雪さんは体型ずっと変わんないし」
「え、はぁ」
「雪さんのサイズは?」
「ちょっと!セクハラだよ準也」
「んーと、さおりはB寄りのCでジャムはFでレナは…なんだっけな?どんくらい?」
「おいこら!雪さんをそんな目で見ないでよ!」
あぁ、白河さんのサイズ知ってしまったよ…。思ってたよりもあるかも…。
「見てないよ~なんか怖いもん!怒られそうだし」
「雪は怖くないですよ?」
「美月くんはもしやMなの?」
「え?なんでですか?」
「二人とも仕事しないと」
は!うっかりしてた!
え、俺のせいになってる。白河さん、おそろし。
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