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最初、何を話してるのかわかりませんでした。
それで近づいてみると、「兄と私は関係ないから私とは、引き続き仲良くやってほしい」とのことでした。
私は玄関と部屋を繋ぐ間の扉を開け、両親と佳奈ちゃん親子を見ました。
佳奈ちゃんは今にも泣いてしまいそうな顔をし、私を見て来ました。
私はと言うと、どうして良いのかわからず、両親に顔を向けてしまったんです。
そうすると母が「誤解は解けたから、大丈夫」と言ってきました。
私が改めて佳奈ちゃんに顔を向けると、佳奈ちゃんは「今まで避けてごめん」と言いました。
私は迷わず、「良いよ。その代わりまた遊んでくれる?」と佳奈ちゃんに問いました。
その問いに佳奈ちゃんは頷いてくれたのです。
その日、私達はこれまでの時間を埋めるかのように遊び、私はその日の夜、避けられて以来、久しぶりに早い眠気に襲われました。
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