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2話
学校に着いた
家から学校は比較的近いはずなのにリュックもバックも制服まで
びしょびしょだ
「あぁあぁぁぁぁぁぁあああ」
「どした沙希?」
「ぬーれーたー」
「うん笑」
一時間目テスト…!?
いやああああああああああ
しかも…
社会いいいいいいいい⁉️⁉️
やだああああああ
「なぁ、美月…」
「ふえっ!?」
「なっなにっ!?」
後ろにいたのは幼馴染の翔(しょう)だった
「翔…」
「これ…教えて?」
首をこくっと傾げて言ってくる
かわいい
「えっとっ…卑弥呼に関わりのある国?」
「えっ…わかんないの?」
「わるかったな」
ムスッとした顔もこれまたかわいい
あ、さっきからかわいいかわいい言ってキモいなと思っているかもしれませんが
翔は私の好きな人なのですっ!
「邪馬台国だよ」
「漢字はー?」
「邪っていう字にうま、台所の台、くに!」
「おおっおけっ!」
ほんとにわかってんのか?
かわいいからいいけど
ザーザー降る雨は…
まだ 止みません
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