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4話
あっという間にもう下校時間
雨は止んでない…
また、リュックとかびしょびしょになっちゃうな…
「おいっ!三門っ!」
「えっ!?はいっ!」
担任の大島先生だった
「これ…多目的室Bに運んどいてくれ」
「えっ」
重そうなノート全クラス分!?
でも断れず
「は…はい」
よっと
「重っ!」
しかも多目的室Bってめちゃくちゃ遠いし
「んっ」
「へ?」
目の前のノートがすっと持ち上がる
翔…!
「重いの持ちすぎ…多目的室Bだろ…」
気をつかっているのか、いつもみたいにペラペラとは喋らない
「ありっ…がっ…と」
ボソッと伝えた
伝わってたかな?
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