吾輩は

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吾輩は人である。 名前はちい。 アラサーである。 これでも昔は 水野美紀似と 言われていたのである 今はそんな 面影すら ないのである 今日はお仕事 だったのである。 パイプ椅子百脚を 私ひとりで 二階まで 運んだのである。 片手に三脚 両手で六脚 運んでいたのである。 五分の四 運んだ時である。 ふと気づきいたのである。 なぜ男共がいるのに 私が運ぶのでありますか? 男共は 片手で二脚づつしか 運べない? 貧弱貧弱貧弱ぅぅぅ である。 でもね 彼氏の両親の前では 「ねぇ、びんの蓋がぁ固くて開けられなぁい♡」 と彼氏に甘い声を 出すのである。 吾輩は人である。 名前はちい。 アラサーである。 お昼ご飯は 牛丼メガ盛である。 一緒に行った 男性同僚は 中盛である。 しかも 食べ終わる早さは 同じである。 帰りに コンビニスイーツ 買うのである。 甘いものは 別腹 なのである。 男性同僚は まだ食うのかと ドン引きしてたのである。 戦艦は燃費が 悪いのであります。 ばってん…… 彼氏の実家では 「もうお腹いっぱい♡食べられない♡」 と腹五分でも そう言うの♡ 吾輩は人である。 名前はちい。 アラサーである。
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