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双子で顔や声が似ており俺と月流を間違えてしまっていた。
「どうしよう兄さん、この歌歌ったの兄さんなのに」
俺はかなり悩んだ。実際僕は歌手とかそんな派手なものにはなりたくなかった。でもせっかくオファーが来たんだから、そう思うと決めることが出来なかった。
「あっそうだ」
俺は月流のことを見た時、突然閃き、目を大きく見開いた。
「僕と月流は声も顔も似ているんだ、月流がかわりに太陽になってくれ。新曲とかレコーディングとかは僕がやる、歌手『太陽』としてメディアの前に出て欲しいんだ」
一卵性の双子を利用した考え。
入れ替わり。
月流は少し顔をしかめて悩み、数分後頷いた。
「わかった、僕がやるよこれから兄、そして歌手太陽になる」
「あぁ、頼んだぞ兄さん」
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