続・十六夜狂詩曲 ~義経一本桜~

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~登場人物紹介~ 【祥恵(さちえ)】 丘の上にある水天宮の若奥様。 以前、この神社を初めて訪れた時に不思議な少年と出会ったことをきっかけに、平安末期にタイムスリップしてしまった不思議な経験を持つ。 神社に祀られている「神様」達を視ることができる特殊な能力を持っており、彼らとは仲良し。 【喜一(よしかず)】 丘の上にある水天宮の神職。いずれ父の後を継ぎ、神主となる身。 以前、後に妻となる祥恵とともに平安末期にタイムスリップしてしまった不思議な経験を持つ。 神社の近くに両親、祥恵、一人息子と住んでいる。 神様の「気配」を感じることはできるが、祥恵のように姿を視たり会話をすることはできない。 【建礼門院(けんれいもんいん)】 水天宮に祀られている「神様」の一人。平徳子(たいらのとくこ)。平清盛の娘にして高倉(たかくら)天皇の妃。 海賊が反乱を起こした壇ノ浦から救ってもらったことで祥恵と喜一のことを恩人と思い、以来この水天宮に棲みついている。祥恵と義顕にしか視えない存在。 祥恵からは親しみを込めて「徳子(トッコ)ちゃん」と呼ばれている。 【安徳帝(あんとくてい)】 水天宮に祀られている「神様」の一人。徳子の息子、安徳天皇。 壇ノ浦で入水した。と、歪んだ史実のために以前は独りでこの水天宮に棲んでいたが、救われたことで徳子と同居するという念願が叶った。 徳子とともに、祥恵と義顕にしか視えない存在。二人からは親しみを込めて、ファーストネームである「言仁(ときひと)」と呼ばれている。 【二位(にい)(あま)】 平清盛の後妻である時子(ときこ)。徳子の母であり、言仁の祖母。 現代に伝わる史実のとおり、海賊を欺くために自らが犠牲になるように壇ノ浦で入水したが、なぜか娘、孫とともにこの水天宮へとやって来た。 徳子、言仁と同様、祥恵と義顕にしか視えない存在。 【義顕(よしあき)】 喜一と祥恵の一人息子。 母親譲りの不思議な能力を持ち、幼少の頃から言仁とは仲良し。その能力は祥恵よりも強いらしく、祥恵にも視えない「何か」と話している姿を目にすることがある。
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