何かを[なく]したあの日

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何かを[なく]したあの日

今日もいつも通りの仕事をこなし いつも通りの帰路に就いている。 それは、いつも通りであって、 いつも通りでなかった 「今日の天気は一日中穏やかでしょう。」 朝、テレビではそんなことを言っていた もうすぐ家に着くというのに突然やってきた ポツリ…ポツリ…と降ってきたそれは いつの間にか土砂降りになっていた 『そういえば…昔もこんなことがあったような…』 ふと脳裏に浮かんだそれに 胸を締め付けられたような気がした…
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