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「……まあ、いいや。早いとこ済ませよう」
「う、うん。あ、オレのことフレッドって呼んでね」
「何、突然」
「あだ名だよ。仲良さそうに見えるために」
「ああ、なるほどね。俺のことは何て呼ぶの?」
「んー、瞬ちゃん?」
フレディーがそう言った瞬間、ぶふっと吹き出す瞬平。
「マジで言ってんの?」
「マジだよ。ちゃん呼び好きなんだ」
「俺を見てみろよ。ちゃんって感じじゃないだろ。こんなゴツい男に向かって」
「いいじゃん、別に。ほら、瞬ちゃん行くよ!」
さっさと前を歩いていくフレディーの後ろを、瞬平は腹を抱えながら追いかけた。
「席はなるべく見やすいところに移動するから、どこかで見ててね。ピンチになったらメッセージ送るから」
そう言い残して神妙な面持ちで、チビメガネの元へと向かう。
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