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「つ、付き合うってわかってる?キスもエッチもあるんだよ?」 「キスもエッチも……ああ、わりぃ。エッチはできないな。キス……はまあ時と場合?ぶっ細工な男にキスされるくらいならオレが代わりにしてやるから言え。……いや、突然言われてもできるかな」  首をかしげて左上に目を向けて考える瞬平。 「えっ、えっ……」 「期間限定な。俺が納得するいい男が現れるまで」 「納得する男ってどんな人?」 「俺よりかっこよくて優しくて頭がよくて、フレッドを大切にしてくれる男」 「そんな男、いつまで経っても現れ……」  そのときふと頭をよぎる。これはチャンスだ。ノンケの瞬平がゲイの自分と付き合ってくれると言っている。こんな絶好の機会はあとにも先にも絶対にない。逃してはならない。  いつも別れ話をこじらせる優柔不断なフレディーだったが、珍しくヘーゼル色の瞳をギラギラと輝かせていた。
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