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「瑠加、この箱に入れるか?」
私の身の丈の少し大きい箱を持ってきた。
「ああ、体の大きさを変化できるようだ。」
瑠加はそういうと、小さくなり箱に入った。箱には背に背負える布紐がついている。これなら、モノノ怪だとバレないだろう。
「兄上、くれぐれも気をつけてくれ。俺は小さくなるために大分、力を使うようだ…。日中は寝る。夜になったら出してくれ。」
「ああ、分かった。」
動きやすい着物に着替え、裏門から出た。まずは、どうしたら良いだろうか。
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