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君はずっと優しかったよね。
ずっと一生懸命だったよね。
そんな君が好きだったんだよ。
強がりだっていっぱいしちゃった。
素直になんてなれなかった。
でも、ちゃんと尊敬してたよ。
今、思い出したよ。
君の笑顔。
仕草。
匂い。
もう全部、覚えているよ。
あの子のこと好きなの知ってた。
それでも、好きだったんだ。
いっぱい、イジっちゃった。
やっぱり怒ってるよね。
それでも、褒めてくれたの嬉しかった。
今、思い出したよ。
君の優しさ。
ザラザラした声。
もういないこと。
今更思い出してさ。
泣くんだよ。
今、思い出したよ。
君といたあの一年間。
短いけどさ、私にとっては充分多すぎるくらい幸せだったよ。
気づかないふりしてたんだよ。
だって寂しいなんて言ったら困るでしょ?
困らせたくないもん。
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