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「ああ。実はもうほんとに限界」
身を起こして準備する彼に 「私がつけてあげようか?」 と言うと、「ダメ、理佐の指で今触られたらそれだけで暴発しそう」 と苦笑気味に言われた。
「我慢しすぎだよ……」
「理佐が感じているのを見たかったから」
「またそれを言う! 」
今度は手元に投げる枕がない。
彼の切羽詰まった顔は笑顔になり、すぐに真顔に切り替わった。
「理佐、頼む、もう少し力抜いて」
最後に彼を受けて入れてからもう1年半ぶり近い。久しぶりすぎて妙に緊張してしまう。
「ほんと頼む、そんなに締め付けられるともう降参しそう、」
「ご、ごめん」
さっきまで私を弄んでいた余裕はどこに行ったのか、ほんとに苦しそうだ。
いつもよりもゆっくりと、慎重に、怜が私を満たしてきた。
「ふー」
なんとか途中で崩壊せずに繋がることができた。
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