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「まだ痛い?」
ソファに横座りになっている私の足を怜がさすってくれている。
達した時にどうやら足をつってしまったらしい。あんな姿勢だったから無理もない。
それよりも、いくら久しぶりだったからって、コートも靴も履いたままで、しかも玄関で……
思い出すのも恥ずかしい。
「怜のバカ。玄関入るたびに思い出すじゃないのよ」
「そうなってくれれば本望」
「えーっ!?」
「理佐の記憶細胞を俺で埋め尽くしたいから」
なにそれ。
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