栃木 2 雨が降らなくても

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恐るべき青天の霹靂を 私達家族はどう受け止めていたか、 まったく記憶にないスピードで 四十九日が・・・過ぎた。 それから・・・ 「はい、お父さん、洗濯物🎵  自分でタンスにしまうのよ。  晩御飯はお鍋にしようね」 「じゃあ、僕が学校の帰りに  材料を買っておく」 「日曜は花壇の手入れをしようよ🎵」 「私、新しい花の種を  まいてみようかな🎵」 子供たちは涙も見せずに 妻に先立たれて呆然とする 頼りにならぬ父親を 健気に気遣っている・・・。 五十前のいい大人の 自分自身が不甲斐ない・・・。 解っている・・・ 解っている・・・ でもなかなか前を向けない。 辛くて辛くて・・・ ・・・やるせない・・・。
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