栃木 2 雨が降らなくても

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いつの間にか夕焼けが・・・。 「そろそろ行こうか?」 私は腰を上げた。 「帰りに焼き肉でも食っていこう!」 「そうしよう!!」 子供たちの声が弾むほど 私の声は明るかった。 ー何をクヨクヨしているの!ー 妻の声が聞こえる・・・。 そうだ・・・雨が降ろうと降るまいと 妻の存在に変わりはない。 いつも私達三人の心に彼女は住む。 そして背景にはこの景色・・・。 妻の好きだった河原。 私達家族を育てた場所だ。 そう、ここは世界でいちばん・・・・ いちばん美しい場所。             ー 2・end ー
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