51人が本棚に入れています
本棚に追加
いつの間にか夕焼けが・・・。
「そろそろ行こうか?」
私は腰を上げた。
「帰りに焼き肉でも食っていこう!」
「そうしよう!!」
子供たちの声が弾むほど
私の声は明るかった。
ー何をクヨクヨしているの!ー
妻の声が聞こえる・・・。
そうだ・・・雨が降ろうと降るまいと
妻の存在に変わりはない。
いつも私達三人の心に彼女は住む。
そして背景にはこの景色・・・。
妻の好きだった河原。
私達家族を育てた場所だ。
そう、ここは世界でいちばん・・・・
いちばん美しい場所。
ー 2・end ー
最初のコメントを投稿しよう!