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那須野が原の一日を境に
私は亮太と念願の交際を始めた。
月に数回、私が東京へ、
亮太が宇都宮へと通い・・・。
ごく当たり前の二人だったと思う、
学生街なら必ずいるカップルの一組。
学業も大切にしていたけど
ドライブはもちろん、二人で
映画やコンサートにも行き、
些細なことにケンカして・・・
キッカケを作って仲直り。
お互いのアパートでは
オママゴトみたいに過ごして・・・。
春・・・夏・・・秋・・・冬・・・
幸せは早送りのように過ぎて
私達は大学院生になっていた。
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