序章

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序章

 この世はある時を境に、正神界(せいしんかい)邪神界(じゃしんかい)のふたつに分裂した。  正神界とは、正き心を持つ者の世界。  邪神界とは、()しき心を持つ者の世界。  人々は悪への耐性が何もなく、欲望にまみれ、次々と悪へと魂を売り飛ばす者が続出。世界は邪神界へと飲み込まれ、正神界は闇へ(ほうむ)り去られそうになっていた。  神は、世界を救うために選びし者に、という特殊な能力を与えた――――
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